甦る首里城を守る会

想いを繋ぐ

甦る首里城を守る会

甦る首里城を守る会

趣旨

令和元年(2019年)、思わぬ事故によって首里城正殿、その他の建造物が火災によって焼失しました。その後、国、県、市町村、県内外の市民、また国外の「世界のウチナーンチュ」等の熱い想いが集結し、再建のための多額の資金が造成されました。幸い、行政、民間の協力体制も早期に整い、令和8年(2026年)に早期再建が決定されています。

本会は、文化遺産としてのハード面だけではなく、ソフト面にも焦点をあて、琉球王国、首里城で発生した芸能・文化を改めて見直すとともに、沖縄の象徴である首里城、沖縄の宝ひいては世界の宝となるであろう首里城を次の時代の子供たちに文化遺産としてしっかりと繋げ、県民共通の事業活動として取り組みます。

組織図

顧問

  • 照喜名朝一(人間国宝)
  • 平良 敏子(人間国宝)
  • 玉那覇有公(人間国宝)
  • 宮城 能鳳(人間国宝)
  • 城間徳太郎(人間国宝)
  • 西江 喜春(人間国宝)
  • 比嘉 聴(人間国宝)
  • 中村 一雄(人間国宝)
  • 宮城 幸子(人間国宝)
  • 志田 房子(人間国宝)
  • 高良 健(医療法人陽心会 理事長)
  • 名城政次郎(学校法人尚学学園 理事長)
  • 花城 良廣(一般社団法人 美ら島財団 理事長)

会長

  • 久保田照子(久保田チャームスクール代表)

副会長

  • 玉城 節子(重要無形文化財琉球舞踊保持者)
  • 嘉数 昇明(元沖縄県副知事)
  • 平田 大一(演出家)
  • 知念 公男(琉球ゴーレックス取締役相談役)

事務局長

  • 中村 一雄(人間国宝)

書記会計

  • 上原 智子

幹事

  • 鈴木 洋一
  • 長濱 雅人

各部会の紹介

伝統芸能部会

大交易時代、様々な国々と交流の中で琉球が学んだのは、武力では なく友好による共生の思想でした。その集大成ともいえるのが沖縄 の芸能です。中国から楽器・アジアから旋律・日本本土の芸能・型・ 技を取り入れ表現されたのが琉球独自の芸能です。 首里城を起源とする伝統芸能は、これからも沖縄に生きる人々の精 神を支え続けて行きます。 

染織部会

琉球王朝より、王族・士族の衣装として着用されてきた紅型、首 里織の技術・技法を今に継承する両組合の新しい拠点地が令和 4 年 5月、首里当蔵に「首里織物館 suikara」として誕生しました。 大交易時代、物資・人的交流等が琉球王国の工芸技術の発展に大 きな影響を与え、琉球独特な工芸へ発展し、多くの先人達の努力で その技術・技法が現在に継がれています。 甦る首里城と共に伝統ある紅型、首里織を体験してみませんか。

歴史部会

琉球の歴史は、戦争で資料・記録の殆どが消失され学校教育で取り 上げられず、県民にとってなじみがあまり有りません。 

日本史・世界史に比べ関心が薄い琉球の歴史・文化に ついて今一度 見直しして世界遺産・遺跡の背景に登場する人物の功績等を琉球王国・首里城 の歴史と共に深く学ぶ必要性を見出したいと思います。

書道部会

甦る首里城は、百五十万県民の象徴であり心の拠り所。復興の鼓動、筆心燃ゆ。天空海闊に鳴り響け。筆心燃ゆ。

宮廷料理研究部会

琉球料理とは、沖縄で発展・継承された伝統料理です。国賓である冊封使や在藩奉行等を最高級に歓待するための料理であり、中国からの影響も大きく中国からからの食材や食文化を色濃く受けた物や、日本本土からの影響も受けています。宮廷料理は、非常に鮮やかで華やかな盛り付けが特徴です。特に今日に至るまで継承されている物といえば、豚肉を使った献立です。頭から足までの部位を余すことなく使い、角煮や吸い物、ミミガー、その他豚足の煮込み料理が有ります。これから先も宮廷料理を継承する為に普及活動を進めて行きます。

沖縄おもろふきゅる部会

古い琉球の歌謡集である「おもろそうし」は、沖縄で生まれました。「おもる」とは、思いを発生するという動詞で「おもろ」は歌謡を意味します。16~17世紀の琉球語句は、祭祀で歌われていた各地の「おもろ」を集めて「おもろさうし」として編纂されました。ノロ(巫女)や神職によって歌われたものが一般的に知られてますが、王家の儀礼楽として節句等の儀式に首里城で歌われたものは「王府のおもろ」と呼ばれて神聖視され、秘密裏に伝承されてきました。1981年に沖縄県無形文化財に指定されています。

琉球古神研究部会

首里城は、琉球王朝以前の遺跡も出土されており、古代より大切な 祈り儀式の場所で有ろうと思われます。 琉球に欠かせなかった祈り、本物の御嶽が継承されて行けるよう、 首里城の琉球古神を研究し後世に継承していきます。

木曳式(こびきしき)

「木曳式」は首里城の修復などに使う木材を伐採地から運ぶ琉球王国時代の儀式で、平成の復元工事の際にも行われました。 焼失した正殿を再建するため33年ぶりに行われました。

入会のご案内

当会は、文化遺産のハード面だけではなく、ソフト面にも焦点をあて琉球王国、首里城の歴史をわかりやすく、深く、学ぶことを県民共通の事業活動とします。
人物史、文化史、伝統工芸、伝統芸能、他を通じて首里城を学ぶことは、次代を受け継ぐ子供達にとって、首里城に親近感、興味、関心をいだかせる大きな要素となります。
以上の目的、また趣旨をご理解いただき、ご入会いただければ、幸甚に存じます。

入会のご案内

当会は、文化遺産のハード面だけではなく、ソフト面にも焦点をあて琉球王国、首里城の歴史をわかりやすく、深く、学ぶことを県民共通の事業活動とします。
人物史、文化史、伝統工芸、伝統芸能、他を通じて首里城を学ぶことは、次代を受け継ぐ子供達にとって、首里城に親近感、興味、関心をいだかせる大きな要素となります。
以上の目的、また趣旨をご理解いただき、ご入会いただければ、幸甚に存じます。

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